ネット修理情報の功罪w
修理依頼をいただくお客様の半数以上は、
ネット情報に沿って修復にチャレンジなさっています。
結果完全に復旧できなかったからご依頼いただいたわけですが、
今日はネット情報の功罪について修理屋目線でお話してみたいと思います。
まずネット情報の良い点!
情報自体は基本多くは正しいので、希望通り直ることは十分ありえます。
そして治った場合はお金をかけずに今まで通り使用できます。(最高です!^^)
ネット情報の良くない点!
多くの情報は「不調箇所のみに問題があり」他の部分は
完動しているという前提で書かれている。
なかなかわかりづらい文章で申し訳ありません!m(_ _)m
もう少し説明すると、単一の原因しか無い事象にしか対応できない
…と言えば良いでしょうか。
壊れた動作不全のPCの多くはいくつかの問題点を同時に抱えていることが
非常に多いと思います。
例えば不調箇所のみを見た場合には気づけ無いところにも
問題が潜在的にありうるということです。
ハードディスクの寿命というのが第一に上げられるかと思います。
ハードディスクが不調であれば、当然OSが正しく動作できないことになります。
そして運悪く更なる問題が起きたとき、
完全に動かない状態になることが多いということです。
この場合、どんなに正しいネット情報があっても直りません。
むしろ状況を悪化させることも少なくありません。(修理代もかさみます)
PCは毎日進歩していく分野ですので、修理屋もネット情報から学びます。
ですからネット情報で修理を試みないでほしいとは言えません。
ただ、より高額な修理に成りかねないことだけは考えていただきたいです。
以前、神の如きプログラムに関する実力を持つ方と
一緒に修理をしたことがあります。
「うわ!そんなところにそんな調整箇所があったんだ!」
もう素人さんのように感動しまくる自分がいました。
でも数時間その方が頑張ってもパソコンは直りませんでした…。
交代した自分はある意味もっと大雑把なやり方を試しました。
一時間も待たずに、PCは動作するようになりました。
簡単にご説明すると、彼は一つずつを完璧に調整する能力があったが
全体が見えなかった…と言えると思います。
自分は彼のような構造から全てにわたる知識などまるでありませんでしたが
動かないPCはどこに問題があり、どこまでをざっくり修理するべきか
だけは理解していた。…と言えると思います。
今日もまとまりのない文章で申し訳ありません!m(_ _)m
ネット情報だけではなかなか修理は終わらないというお話でした!^^;